Fのさかな21号 甘蝦(あまえび) 2011 秋 page 23/40
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概要:
能登半島のお魚の情報誌
対決加能ガニ冬の味 「加能(かのう)ガニ」とは、石川県で水揚げされるズワイガニのこと。 脚につけられた水色のタグが加能ガニの証です。 「加能」とは、「加賀の国」と「能登の国」という石川県の旧国名に由来し、古くから漁をしてきた石川の漁師の思いを受け継いだ言葉です。 太くて長い脚いっぱいに詰まった白く美しい身には、何とも言えない上品な甘さがあり、さらに甲羅の中には濃厚なコクを味わえるカニミソがたっぷり。 また石川県ではズワイガニの雌のことを「香箱(こうばこ)ガニ」と呼びます。 香箱ガニは加能ガニよりもかなり小さいので脚身を楽しむには物足りませんが、そのかわり甲羅の中にたっぷり詰まった「内子(うちこ)」の美味しさにはきっと驚くことでしょう。 この美しいオレンジ色をした内子は、実はズワイガニの未成熟卵。 口に入れると、ウニやアンキモのような濃厚な味わいが舌の上に広がります。 この加能ガニが獲られるのは11月6日から3月20日まで。 また、雌の香箱ガニは資源保護のためさらに漁期が短く、11月6日から1月10日までしか獲ることができません。 漁が解禁になり港に加能ガニが並ぶ光景は、石川県の冬の風物詩にもなっています。 限られた時期にしか味わえない旬の加能ガニや香箱ガニは、やはり格別なもの。 ぜひ本場の味をお確かめください。何と言っても加能ガニこそ「冬の味覚の王様」。焼きガニ、茹でガニ、刺身にカニ味噌。JFいしかわ23 Fのさかな Autumn 2011