fsakana21 Fのさかな21号 甘蝦(あまえび) 2011年 秋

Fのさかな21号 甘蝦(あまえび) 2011 秋 page 18/40

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概要:
能登半島のお魚の情報誌

 特大椎茸「のと115」は奥能登地域で栽培されています。 今回ご紹介する生産者は、奥能登の先端に位置する珠洲市三崎町「しいたけ小屋ひろ吉」の弘吉さん。ご夫婦で農家民宿を営んでいます。 弘吉さんは、珠洲で釣りインストラクターをするほどの釣りの名人です。そのような人が何故椎茸栽培をしているのかって? それは若い頃青年団で活動資金作りに椎茸栽培を始めたことがきっかけで今に至っています。もう40年のベテラン。「この辺の家ではどこでも作っとったよ」といいます。 椎茸にも色々な品種があり、「115」の栽培を始めたのは10年前。寒暖差の大きい冬の能登の風土を活かした原木栽培を行っています。原木栽培の良いところは、歯ごたえがあり、うま味が豊かなところ。 冬場に保温のためのビニールがけを1個1個丁寧に被せます。この作業によって、平均で厚み3センチ、傘の直径は10センチ以上にもなります。民宿前の杉林には「のと115」のほだ木数百本が整然と並びます。椎茸栽培作業は10月頃から本格化 まず原木の準備。コナラなどの紅葉が3?4分頃に根切りします。2?3週間葉干しして水分を抜き、枝を落します。直径15センチ、長さ90センチに玉切りし、運び出します。 このような作業にも里山の管理や循環の一端が自然に行われているのです。 昨今では、森林組合などで原木を入手することができるようになったものの、重労働のため原木栽培をやめる家が多くなったそうです。 12月頃から植菌作業開始。収穫は早くて1年目から。2年目からはたくさん収穫できるようになります。旬は2月から4月。原木の寿命は4年。毎年収穫できるように植菌し、世話を繰り返します。 近隣の専業農家では3000?5000本管理しているそうです。シーズン中は作業体験ができますのでお問い合わせください。 昔から珠洲や輪島の気候風土が、炭と椎茸作りに適しているといわれます。しかし原木栽培は天候によって収穫量が左右されるため、湿度と風通し、日射の割合に苦心する。 今年は全般的に不作だったとか。私は超肉厚の特大椎茸、「のと115」と言います2月頃は、まだ手のひらサイズ。まだまだ大きくなります。地元で獲れた海藻と一緒に佃煮風の一品。丸ごとステーキ風に焼いて自家製ボリューム満点の「しいたけ丼」のソースをかける「115」とは椎茸の品種名で、超厚肉で大きく成長します。能登の気候風土で育つ「のと115」椎茸は 程よい甘みと引き締まった厚肉が特徴。直径が10cm以上にもなる特大椎茸を 手塩にかけて育てる農家民宿を訪ねました。奥野ふみえさんふみえさんは、地元食材を使ったレシピを開発したり、焼きアゴなど地元食材の加工にも精を出す。地元活性化の集まりにも積極的に足を運びます。野菜やハーブ作りも楽しみの一つ。 Autumn 2011 Fのさかな18