Fのさかな20号 虎魚(おこぜ) 2011年 夏 page 5/40
このページは fsakana20 の電子ブックに掲載されている5ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「電子ブックを開く」をクリックすると今すぐ対象ページへ移動します。
概要:
能登半島のおさかな情報誌
「いのちを養う四季のスープ」(NHK出版)より 写真:小林庸浩氏辰巳 芳子一九二四年生まれ。料理研究家の草分けだった母・浜子氏のもとで家庭料理を学ぶ。また、宮内庁大膳寮で修業を積んだ加藤正之氏にフランス料理の指導を受け、イタリア、スペインなど西洋料理の研さんも重ねる。父親の介護を通じてスープに開眼し、鎌倉の自宅でスープ教室「スープの会」を主宰する。NPO「良い食材を伝える会」代表理事。「大豆100粒運動を支える会」会長。(NHK出版刊「辰巳芳子 慎みを食卓に?その一例?」より紹介)●主な著書として、辰巳芳子にまなぶ希望をはぐくむ日々の食卓/「手しおにかける食」の提案 別冊太陽/慎みを食卓に?その一例?/いのちを養う四季のスープ/料理歳時記/あなたのために―いのちを支えるスープ/他多数。「今の親たちは子どもに料理を伝えていない」といわれていますが、それはなにもお料理だけじゃありませんね。生活を伝える、生活法を教えるということは、生きていくということを教えることなのです。料理を伝えるというのは、生き方を伝えるひとつの方法です。最大の目的は自分のいのちを守っていける子を育てることです。 子供と台所仕事すること、子供とのコミュニケーションを計るためととらえていません。食べるための仕事を共にすることは、命の守り合いだといいます。すべての絆は縁によって固まります。手、足を使いともに一つのものを味わう。探してもない縁ではありませんか。「まごころ」ってものは〝込め方?があってね。練習しないと、込め方のこつは身につかないのです。手足の練習量でしかつかめないところがあるのです。無心の内から台所に立つのは、だれのためでもありません。自分のための、目にみえない定期預金のようなものと思います。5 Fのさかな Summer 2011