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Fのさかな18号 海鼠(なまこ) 2010 冬 page 6/40

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身近だけど不思議なマナマコ文豪 夏目漱石は著書「我輩は猫である」の中、「始めて海鼠を食ひだせる人は其胆力に於て敬すべく、始めて河豚を喫せ....

身近だけど不思議なマナマコ文豪 夏目漱石は著書「我輩は猫である」の中、「始めて海鼠を食ひだせる人は其胆力に於て敬すべく、始めて河豚を喫せる漢は其勇気に於て重んずべし」と彼への手紙を引用したほど海鼠のグロテスクな姿や感触は、強烈で印象的です。古くから、滋養強壮薬、皮膚病薬などの漢方薬としても用いられ、中国語でなまこを指す「海参」は、その強壮作用から「海の人参(朝鮮人参)」との意味で名前がつけられました。一方、英語では、形がキュウリに似ていることからSEA CUCUMBERと呼ばれていますが、食材として扱われることはないようです。海鼠の腸を塩辛にした高級食材「このわた」は日本三大珍味としても知られています。今回は能登内海の特産でもある「なまこ」の生態を探ってみました。 Winter 2010 Fのさかな6