Fのさかな17号 2010 秋 楚蟹(ズワイガニ) page 13/40
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能登半島からエフのさかなをお届けいたします。
ズワイガニの身入りを調べるには、やはり実際に手に取ってみるのが一番間違いがないでしょう。持った時にずっしりと重いものや甲羅を触って硬いものを選ぶのがコツです。甲羅が柔らかいものは脱皮したばかりで、身肉があまり詰まっていません。 雌のコウバコガニも同じように、手に取って重いものに内子がたっぷり入っています。 また、店に並んでいるズワイガニを買う時は、腹を上にして並べられているものが美味しく頂けます。甲羅を上にして並んでいると、見栄えは大変良いのですが、カニ味噌が溶け出して身肉に染み込むことがあり、美味しい風味を充分に味わえないためです。 近年は輸送手段や冷凍技術の発達により、新鮮な活ガニが容易に入手できるようになりましたが、店頭で活ガニを買う際には、腹側に注目して下さい。腹側が真っ白よりも薄くピンクがかっているものが鮮度が良い証拠です。 しかし、カニ刺しで食べたい!というこだわりがあるならともかく、自宅で大きな鍋を用意して活ガニを茹でるのは大変手間がかかりますし、鮮度が落ちやすいズワイガニは、水揚げされた場所ですぐに浜茹でされ、チルド冷蔵や冷凍されたものが手軽で美味しく食べられます。ご家庭で食べる際はこちらをお薦めします。カニビルがズワイガニに産卵する訳 ズワイガニやカニビルが生息している海底の多くは、卵を産みつけるのに適した岩が少なく砂や泥に覆われているため、カニビルはズワイガニの甲羅に産卵するのだと考えられています。 また、カニビルはズワイガニに寄生して栄養を採るわけではなく、ただ甲羅に卵を産みつけるだけなので、ズワイガニ本体に影響を及ぼすことはありません。13 Fのさかな Autumn 2010