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エフのさかな15号 2010年 春 【コノシロ】 page 29/40

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概要:
刻々旬々 祭りご馳走の名脇役コノシロ

○エコ農業者認定右頁/今年の作業開始。ハウスの被覆作業の合間に。右頁左下/収穫期のデラウエア(昨年7月)左頁右上/石川県オリジナル品種「ルビーロマン」。11年の歳月を費やしてできた品種。国内品種最大級の粒の大きさと美しい紅色が特長。一粒の大きさは巨峰の約2倍になる。左上の巨峰の粒の数と比べても分かると思う。左上/たわわに実る巨峰の房。左中下/ハウス屋根の修理。傷んだ箇所を隅々点検し補修する。左中下/鈴木保奈美さん似の母親由起枝さん(左)と、新沼謙治さん似の父親勉さん(右)に挟まれた、倖田來未さん声のさと子さん。笑い声が絶えない親子3人で切り盛りする。右下/ハウス内で将来の夢を語る。を減らしても病気に負けない健康な木を作る為に徹底的にこだわっている。 剪定した枝で作る自家製の堆肥はフカフカして軽く心地よい土の匂いが印象的。この堆肥を好んで住み着くのはカブトムシの幼虫。「大きいのがゴロゴロ棲んでいるんです」。その中の4匹を育てているそうだ。乾燥しすぎないように霧吹きで土を湿らせる事も忘れない。(下写真) 自家製堆肥を漉き込む土づくりの効果は、ぶどうの甘みにも現れている。ぶどうの表面を薄く覆う白い粉は糖度の目印。農薬散布の跡ではなく完熟した目印なのだ。この甘味の強いぶどうを求めるリピーターが絶えない。 園内は30品種のぶどうが栽培されていて、色や味、大きさ、香りもそれぞれ違う。一番人気は「シャインマスカット」。通常のマスカットの粒より楕円型で、種が無く皮ごと食べられシャリ感がある。ちなみにさと子さんのお気に入りは「ノースレッド」という紅色のぶどう。芳香性が強く、ぶどうジュースのような甘い香りがする。蜂もよく来るそうだ。 シーズンオフは、ハウスのビニールおろし、施肥、溝掘り、剪定、堆肥作り、ハウスの修理、錆び止めのペンキ塗りとかなり体力仕事が多い。「力のある人に手伝ってもらえたらいいなぁー」と切実そうだ。 元気なぶどうの木を育てるためにハウス内の温度管理に神経を尖らせる。日が射せば春先でも40度になる。天候に左右される事も多く、夜中じゅう見張りをする日もあるという。水やり、換気、木の状態を観察、品種によって育て方も違うらしい。 石川県のオリジナル品種「ルビーロマン」は大粒でキロ数万円もする。粒が大きく一粒でも落下すると商品価値が下がる。デリケートなところもあり安定栽培にはまだ研究が必要なため父の担当。「いつかは父よりも良いものを作りたい」と、他農園を見学して回るなど研究熱心だ。 オリジナルワインが夢 シーズンが終わったら一番したいことは海外旅行。行きたい所はハワイ。基本的に海と熱い所が好きなんだそうだ。さと子さんが似合いそうな場所だ。「お酒だって飲めそうに見えるけど、ダメなんです。だけど自分の力だけで育てたぶどうでワインを作りたい」という夢がある。バイタリティーあふれる、さと子さんのオリジナルワインが完成する日が楽しみだ。竹森さと子・たけもり さとこ昭和54年9月8日生まれのO型。3人姉妹の次女。父と母の3人で1.2ヘクタールの農園を切り盛りするぶどう専業農家。ただ今、力持ちのベストパートナーを募集中!【低農薬栽培・竹森ぶどう園】〒929-1212 石川県かほく市中沼井2番地3能登有料道路 県立看護大I.Cすぐ近く青い屋根が目印TEL・FAX 076-281-2481営業時間 9:00~17:00 6~9月のシーズン中無休ぶどう狩り?期間6月下旬~8月末。入園料は大人800円~29 Fのさかな Spring 2010