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エフのさかな15号 2010年 春 【コノシロ】 page 16/40

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概要:
刻々旬々 祭りご馳走の名脇役コノシロ

日本の食文化は日本の食材で 世界が目を見張った日本の高度成長は、私たちに世界第二位の経済発展をもたらしました。 しかし一方で、自然に依存する第一次産業は、工業化と急激な森林開発の波にさらされ、環境破壊という大きなツケを二十一世紀に残しました。便利さ、快適さと引き換えに食糧を始めとする物資供給の外国依存が増え、減反政策と相まって自給率は四十パーセント以下と先進国では最も低く、「飽食の国日本」は、食の変化とともに世界一の食糧輸入大国となりました。これは、古代ローマ帝国が滅亡した自給率低下と同じプロセスと言われております。欧米を中心とする先進諸国では、食の侵略から国を守るため、自国の食は自国で賄うという考えは当然であり、他の産業とともに農業生産の維持と向上をはかっています。 今、日本人を支えている食材の大半は日本以外の国で賄われ、食の安全を海外に委ね、一方で、大量の食べ残しを捨てています。食べ物に不自由しないと、命を縮めると言いますが、国土の豊かな田んぼや畑を守ることは日本人の命を守ることでもあります。私たちは自らの食卓を見直し、子供の躾から食材の流通経路や選び方、使い方・捨て方までを含め、もう一度考え直す時期に来ているのではないでしょうか。たくさんの水を買っている日本〝大量の食糧を輸入する?ということは、〝大量の水も一緒に輸入する?ということです。この事実を日本人はもっと真剣に考えなければなりません。二〇五〇年には七十億人が深刻な水不足に陥る恐れがあるといいます。 しかし日本では、「世界の水危機」といわれても実感できないほど水資源が豊富です。水というと、飲み水と生活用水を連想しますが、日本は多量の食糧を輸入している大人の食育今、日本の食を考える Spring 2010 Fのさかな16