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エフのさかな14号 2009年 冬 【フグ】 page 9/40

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概要:
刻々旬々 スリリングな魚の王者フグ

古今東西人々を翻弄させたフグ フグは猛毒を持つ危険な魚ですが、今でこそ安全に食べられるものの、古今東西いつの時代でも命がけだったことが伺えます。フグをめぐる様々な事例をご紹介します。・旧約聖書には「鱗のない魚は食うべからず」と紅海のフグを警戒。・日本各地の貝塚からフグの歯や骨が出土。・豊臣秀吉の朝鮮出兵の際に下関に参集した武士がフグ毒に当たり落命したことから「河豚食用禁止令」を発令。・江戸時代、長州藩などでは「フグを食べた者は家禄の没収や家名断絶」という厳しい措置があった。・明治政府では「河豚食う者は拘置科料に処する」法令を発令。・明治時代、伊藤博文総理大臣が下関でフグを食べ、その美味しさに感動し、山口県に限りフグ食を解禁。その後フグ取扱い条例が定められ西日本を中心に全国に広まった。腹 威嚇する時や防御態勢をとるときに胃の一部に水や空気を吸い込んでお腹を膨らませる。体の3~5倍膨らむ。丈夫な皮を持ち、肋骨が無いためできる技。幼魚ほど膨れる。歯 おちょぼ口。歯は上2枚、下2枚の合計4枚の癒合する板状の強靭な歯を持ち先端は鋭い。強く噛み合す時や腹部を膨らませる時にキューキューと鳴く。網や釣り糸を噛み切る。テリトリー意識の強い肉食魚であるため密集した水槽内ではかみあいをする。養殖ものなどは歯がカットされている。目 多くの魚は目を閉じることはできませんが、フグ類は特殊な眼瞼があり眼を閉じることができる。ゆっくり数秒かけて閉じたり開いたりする。体 背部は黒く、腹部は白い。胸ビレの後方体側に白渕のある大きな黒色斑紋が特徴。うろこは無く、体表は小棘に覆われている。(右写真:独立行政法人水産総合研究センター提供)歯をカットする作業9 Fのさかな Winter 2009