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エフのさかな14号 2009年 冬 【フグ】 page 10/40

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概要:
刻々旬々 スリリングな魚の王者フグ

?フグの回遊と分布広い回遊範囲 フグ類は世界の温帯から熱帯域の淡水、汽水、海水域などに広く分布します。 日本近海のトラフグは、室蘭以南の太平洋岸、日本海西部から黄海や東シナ海に分布し、沿岸から沖合の砂泥、砂礫などの海底層に生息。 春には沿岸、夏には沖合へ、冬は外海で越冬するなど季節回遊がみられます。また、稚魚期は河口のある内湾などで過ごし成長とともに沖合へ移動。 瀬戸内海で放流されたトラフグは主に西方に移動が確認され、九州西岸で生まれたトラフグは東シナ海や黄海まで回遊します。日本海生まれのトラフグは、対馬海流に沿って東北日本海から津軽海峡を通り三陸      沿岸へ至ること      から回遊範囲は      広いとみられて       います。?フグの産卵と成長仔魚は光が好き トラフグの産卵は3?6月頃。南から北へ向けて産卵盛期が北上します。水深20m?50mの砂泥、小石、砂礫などの海底に産卵。雌は産卵後速やかに去るが、雄は数尾の群れで留まっています。 日本近海の主な産卵場は、九州西岸、関門海峡、瀬戸内海、伊勢湾口、日本海沿岸など各地でみられ、石川県七尾湾にも産卵場が確認されています。 雄は2歳、雌は3歳で成熟。 抱卵数は全長50?70㎝で50?300万粒。 卵は直径1.2?1.4㎜の球形沈性粘着卵で、砂中に浅く埋もれた状態で孵化。仔魚は約3㎜ 。孵化してから仔魚の間は、光に集まる習性があります。 1年で20?30㎝、5年で50㎝前後。寿命は10年と推測。フグのかいゆう&さんらん(写真:独立行政法人水産総合研究センター提供)トラフグの孵化直後トラフグの仔魚トラフグの稚魚小紋河豚【コモンフグ】背に多数の小白斑が散らばる。・全長25cm潮際河豚【ショウサイフグ】背には多数の小黒色点が散在。・全長35cm赤眼河豚【アカメフグ】眼が赤いのが特徴。・全長30cmm北枕【キタマクラ】体側に2本の青緑色の水平線がある。体形は側扁している。・全長20cm草河豚【クサフグ】日本各地の沿岸に生息。小型。砂に潜る習性有り。・全長16cm真河豚【マフグ】トラフグに似るが小棘がない。肌がなめらかでナメラフグとも呼ぶ。・全長45cm梨河豚【ナシフグ】背には暗色で縁取られた多数の小白斑が密に散在。・全長30cm胡麻河豚【ゴマフグ】背に細かいゴマ点が散在。体側に鮮やかな一本の黄線がある。・全長48cm虎河豚【トラフグ】最高級のフグ。下関が有名。・全長70cm彼岸河豚【ヒガンフグ】春の彼岸の頃が旬。多数の小さな黒褐色斑が散在。・全長38cm縞河豚【シマフグ】くっきりとした4~5本の黒青色の斜縞がある。・全長60cm烏河豚【カラスフグ】トラフグに似るが背側が黒いためカラスという。トラフグの代用になる。・全長55cmこんなにいるフグの仲間日本では70種類が生息するというフグの仲間。その一部をご紹介します。??????????????????????◎??????????・ フグ食った猫の腰(ふぐくったねこのこし)/ふぐの毒にあたった猫の腰のようにふらふらしている様子。・ 河豚にも当たれば鯛にも当たる (ふぐにもあたればたいにもあたる )/どこでわざわいが起こるかわからないということ。運が悪いときは何を食べても害になるということ。・ 炬燵で河豚汁(こたつでふぐじる)/炬燵にあたって体をいたわりながら、一方で毒を持ち健康を害する恐れがある河豚汁を食べることから。やることが矛盾していることのたとえ。・ 河豚は食いたし命は惜しし(ふぐはくいたしいのちはおしし)/河豚は食べたいが下手に料理すると命を落とすという意味から、結果の恐ろしさを思うと、中々実行に移せない迷いのようす。・ 河豚食う無分別、河豚食わぬ無分別(ふぐくうむぶんべつくわぬむぶんべつ)/フグ毒を恐れず、むやみに食うのは無分別であるが、毒を恐れてその美味を味わわないのも無分別ということ。諺 Winter 2009 Fのさかな10